奈良うちわ

奈良県というのは、京都と並んで歴史的価値のある建造物がたくさん現存している地域ですが、歴史的建造物だけが奈良県の有名なものではありません。

たとえば奈良県というのは奈良うちわの産地としても有名な地域で、その奈良うちわというのも非常に歴史のあるうちわなのです。

その歴史についてですが、奈良うちというのはなんと奈良時代からすでに存在していたうちわであるとされており、奈良にあった春日社の神官であった方が、軍の機器を参考にしてその形をなぞって作ったのではないかとされているのです。

また詳しくは判明していませんが、当時の奈良うちわというのは、かなり骨がしっかりした渋を塗ったうちわであったのではないかといわれています。

さらに室町時代に入ってくると、奈良うちわは現在のスタイル…様相へと進化します。

そして奈良うちわというのは、一説によると豊臣秀吉も愛用したなどと言われていますが、詳細ははっきりしていないミステリーであるようです。

奈良うちわというのは今でも個性的でカラフルなカラーが有名ですが、当時も非常にオシャレで個性的であったとされており、例えば当時人気であった役者の顔や、今でいうイラストレーターのような方が描いたであろう紋章やデザイン、透かし彫りに奈良の名産や風物詩など、当時の人がそれを見て楽しんでいたであろうことが、なんとなくわかってくるのです。

ちなみに現在も土佐和紙などを使用し、13もの工程を経て美しい奈良うちわが作られています。

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